あらぁ、はじめまして。私は右代宮絵羽(うしろみや えば)。
女だからってバカにしちゃ駄目よ。右代宮家 序列第3位なのよぉ?
このエピソードは最初から最後まで、私が織りなす物語といっていいわね。
若い時の私は意気揚々と当主の座を狙って努力していたわ。
・・・・・・・・・・でも、その幻想は打ち砕かれた。
今では私自身が当主の座につくなんて、ほとんど諦めているのよ。本当よ?
私にできることは、せいぜい優秀な息子を 兄さんに自慢することくらい。
・・・・・・・・・・でもある時、"もうひとりの私" が囁き始めたの ―
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