うみねこのなく頃に

ストーリー

Episode.4

Alliance of the golden witch

縁寿

私は.........右代宮縁寿(うしろみやえんじぇ)。
あなたが知っている世界からは........そう、少し経っているの。
ほんの12年ほど。私にとっては何の意味もない孤独な12年。
私の願いはひとつだけ。12年前に六軒島で死んでしまった家族を.........
お兄ちゃんを取り戻したい.........!
そんな時、希望の光が見えてきたの。
そこから私の"過去"との闘いが始まった―。


少女が"過去"に挑戦する。

―――あれから少しだけ、時間が経った。

結局、生き残ったのは右代宮絵羽、
ただひとり。
謎の惨劇。おびただしい死体。
残された莫大な財産。
世間の猜疑と好奇の目は、
絵羽を孤独な鬼へと変えた。

鬼の感情の矛先は、ただひとりの血族へと向けられる。
右代宮縁寿。
両親の留弗夫と霧江、
そして腹違いの兄・戦人を一遍に失った娘。

唯一の親族からの虐待と、学校でのいじめは、
縁寿の心を凍てつかせた。
数少ない拠り所は、兄がくれた他愛のない髪ゴムと、
従姉の真里亞が遺した日記。


ある日、転機が訪れた。

絵羽の死、そして再び巡る遺産相続。
それを狙う須磨寺の魔の手。

そして......謎の魔女ベルンカステルの出現。

かくして、縁寿は六軒島へと向かう。
嵐の孤島で永遠に惨劇を繰り返す兄たちを救うために。